和歌山は日本を代表する梅の産地で、梅酒のイメージが強いですが、純粋な米だけの日本酒も紀伊山脈の清水を活かして醸されています。熊野古道の巡礼文化が根付くこの地では、日本酒にも深い精神的伝統が宿っています。
特別純米は、蔵元が自らの個性を際立たせるための柔軟な特定名称酒です。「特別」の冠は、精米歩合60%以下またはこれと同等の特別な醸造方法を用いた場合に認められます。この余地があることで、特別純米は日本酒の中でも最も多様性に富んだカテゴリとなっています。 共通するのは醸造アルコール無添加の純米造りと、蔵元のこだわりへの真剣なコミットメント。吟醸系よりも米の旨みが前面に出るため、料理との相性に優れた食中酒として重宝されます。地元の酒米・水質・伝統的な醸造法を「特別」として前面に出す蔵元の個性が楽しめるカテゴリです。
