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本醸造の日本酒

本醸造は、精米歩合70%以下の米に少量の醸造アルコールを加えた、日本酒の「日常の基準」です。このアルコール添加は手抜きではなく、香りを引き立て、飲み口を軽くする伝統的な技法。その結果、クリーンでドライ、飲み飽きしない一杯が生まれます。 燗酒との相性が抜群で、熱燗(55℃前後)にすると旨みと温かみが増し、日本の居酒屋文化を象徴するような深い満足感をもたらします。日本酒初心者への入門酒としても、日常的に晩酌を楽しむベテランにとっても、本醸造は日本酒文化の骨格を形成するカテゴリです。

味わいの特徴

本醸造はクリーンで実直な味わいが持ち味。香りは穏やかな穀物感、時にほのかな花の気配がある程度で、吟醸系のような強さはありません。口当たりはドライで軽快、清潔感のある後味が次の一口を自然に誘います。燗酒にすると穀物の香りが深まり、旨みのある温かい余韻が広がります。日常の飲み物として最も親しみやすい日本酒の形です。

飲み方

本醸造の真骨頂は燗酒。ぬる燗(40℃)で穏やかな温かさと穀物の香りを引き出すか、熱燗〜飛び切り燗(50〜55℃)で居酒屋の本格熱燗を楽しむかはお好みで。とっくりとお猪口が最もよく似合う器です。冷酒(10〜12℃)でもクリーンで軽快な日常酒として最高です。

本醸造の人気銘柄

銘柄蔵元評価レビュー精米
あたごの松 鮮烈辛口新澤醸造4.5370%
菅名岳 本醸造近藤酒造株式会社5.0260%
開運 祝酒株式会社 土井酒造場5.0260%
笹祝 別撰笹祝酒造株式会社4.4262%
雪男 本醸造青木酒造株式会社3.8265%
初孫 伝承生酛 本醸造東北銘醸株式会社3.32
大関 辛丹波Ozeki Sake (U.S.A.), Inc.3.12
Kuromatsu Hakusika Chokara Extra DryTatsuuma-Honke Brewing Company,Ltd.3.0270%
多聞 爽 本醸造 生貯蔵酒大関 株式会社5.0170%
磐城壽 季造り しぼりたて株式会社鈴木酒造店長井蔵4.5165%
本醸造 津軽 じょっぱり六花酒造株式会社4.3170%
川鶴 讃岐くらうでぃ川鶴酒造4.3170%
Urakasumi HonjikomiSaura Co.,Ltd4.0165%
農口尚彦研究所 Premium Nouveau 本醸造 無濾過生原酒農口尚彦研究所4.0160%
磯自慢 本醸造磯自慢酒造株式会社4.0165%
一ノ蔵 無鑑査本醸造 大辛口株式会社一ノ蔵3.8165%
あたごの松 別仕込本醸造新澤醸造3.8160%
本醸造 生酒沢の鶴株式会社3.5170%
佐久乃花 辛口本醸造佐久の花酒造株式会社3.5159%
菊正宗 生酛しぼりたて菊正宗酒造株式会社3.5170%

フードペアリング

焼き鳥

居酒屋の王道。焼き鳥と燗酒の本醸造は日本が誇る最強コンビ。

おでん

温かいおでんのだしと燗酒の組み合わせは日本の冬の風物詩。

唐揚げ

クリーンでドライな後味が唐揚げの油を毎口きれいに流します。

納豆

強い発酵食品には負けない実力派。本醸造は納豆に堂々と向き合えます。

サバの塩焼き

脂ののった焼き魚に辛口本醸造は鉄板の組み合わせ。

よくある質問

いいえ、全くそんなことはありません。本醸造は正式な特定名称酒の一つで、醸造アルコールの添加はコスト削減ではなく伝統的な技法です。名門蔵元でも素晴らしい本醸造を醸しており、吟醸系とはスタイルが違うだけで品質が劣るわけではありません。
本醸造は特定名称酒で、精米歩合と醸造アルコール添加量に厳格な基準があります。普通酒は精米歩合の下限がなく、添加できるアルコール量や糖類・酸味料の量も多くなれます。本醸造は常に普通酒より上位のカテゴリです。
本醸造の軽快な飲み口と醸造アルコールにより、高温でも清潔感が保たれます。純米系は熱くなりすぎると重さや濃さが増すことがありますが、本醸造は熱燗でもスッキリとした飲み口が維持される伝統的な理由があります。
白鶴本醸造・月桂冠本醸造・日本盛本醸造は広く流通しており、安定した品質と手頃な価格の入門酒です。さらに上を目指すなら、地方の小規模蔵元の本醸造がより個性的な味わいを手頃な価格で楽しめます。
はい、本醸造は料理酒として一般的に使われています。クリーンでドライな性質が、デグラッシング・マリネ・蒸し料理に最適です。純米系よりも軽いため、繊細な料理に使っても主張しすぎないという理由で料理酒に好む方もいます。